バンコクから屋台が消える日
軍事政権になって間もなく、チャトチャック市場周りの露天が消えた。
トンロー辺りの露天商も撤去された模様。
そしてこの程、ある意味衝撃的なニュースがあった。
以下に抜粋。
ワンロップ・サワンディー都知事は、 今年いっぱいでバンコク都下全域で路上屋台を排除すると宣言した 。都知事は発表の中で、都は店主たちへ代替地への移転を長期に渡って話し合い、提案を行ってきた。屋台での営業は、より多くの歩行者の妨げになっているとともに安全や衛生面でも障害となっている。このたびの決定は、 バンコク都下50地区で例外なく執りおこなう。それには、カオサン通りやヤワラート(中華街)も含まれると語った。
一方、カオサン商業協議会では、バンコク都の今回の決定は知らなかったとして、事前の通告が行われていないことを明かした。協議会では、都の計画に対して十分な説明を求めていく考え。
また市民は、屋台は便利であり、無くなると困るとしながらも、路上の安全や衛生面では理解出来る。どこか代替の場所がうまく設置できるといいのだけれどと困惑気味だが一定の理解を示していいた。
都内では、今週17日よりトンロー、エカマイ、プラカノン各地区での路上屋台を全面禁止に踏み切っている。都ではこれを先例として順次、拡大して行く構えのようだ。しかし、大通りに面していない場所や歩道にはみ出していない私有地の店頭などでの営業は認められる。
先日、久々にバンコクの繁華街に出る機会があったが、既にサラデーン駅周辺、ソイカーボーイ周辺、ナナからアソークまでのスクムビット通りから屋台が消えていた。(怪しい行動がバレバレの守備範囲)
無くなれば、きっと薄汚いアジアの後進国のイメージは払拭され、清潔で近代的な国家イメージになるだろうと想う。車の渋滞や歩道での人の渋滞も緩和され、動き安い街になるだろう。
記事のように、本当に「例外なく」やれたら、それ自体タイでは画期的だ。
しかし、多くの人が指摘するように、本当に屋台が全て消えてしまったら、さぞかしつまらない街になってしまうことだろう。
9月にはタバコもお酒もあり得ないくらい値上がりして、屋台の火も消え、バンコク繁華街通いの男たちはそれでもタイに来るのだろうか?
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