カオヤイのヘウ·ナロック滝
白鳥の卵が腹の中で腐って、昨日もトイレに10回行かなければならなかった。熱っぽくて身体がだるく、昨夜は早々に寝込んでしまった。
今朝起きると、下痢は収まり食欲が出て来たが、働く意欲までは出て来なかった。
そこで、開園以来2回目の半日有給休暇を取ることにした。有給休暇というのは本当で、お店はパートのおばちゃんにカオヤイもワンナムキアオもオープンして貰っているので、収入はあるというわけ。
23歳のおかめちゃんも、たまには寛ぎの時が必要だから、一緒にカオヤイ国立公園に連れて行くことにした。
カオヤイ国立公園には7つ以上の滝があって、殆ど訪れているが、大きいのにまだ行ったことがない滝があったので、そこを目的地に設定した。
カオヤイは急斜面を登って標高1000mくらいになると、なだらかな高原になる。そこにはラムタコーンという沢がゆったりと流れ、池も幾つかあり、木々は乾季でも青々している。
これは人口池だが、山頂付近にこういう平坦地があるところがカオヤイの特徴だろう。手前は野生のゾウの糞。マシュマロちゃん撮影。
観光客の憩いのスポットだが、野生動物の為の水源として作られた。
いつもはビジターセンターから終点のヘウ·スワット滝に行くのだが、今回はプラチンブリに降りる道を20km程行き、ヘウ·ナロック滝を訪れた。
駐車場からよく整備されたトレッキングロードをちょうど1km程歩くと滝壺に出る。
この案内版には、英語で滝の高さは50メートルと書いてるが、タイ語では60メートルとある。どうして食い違うのか? 英語のfirstが rstと間違えているところからすると、タイ語の方が正しいと推察される。
この滝は三段から成るが、遊歩道で行けるのは最初の一段目のみ。二段目、三段目は危険すぎて開放されていない。
遊歩道の橋。
穏やかな流れの沢。この沢はラムタコーンではなく、プラチンブリのダムに流れ込む。
遊歩道の最終段階は、この長くて急な階段。
23歳おかめ女子は、「シアオ」と言って腰が落ちた。チビったかもしれない。
セックスで感じるのをシアオというが、高いところで金玉がスースーする感じもシアオという。女には金玉は無いのでどう感じるのか僕には分からないが、多分似た感じだろうと思う。ジェットコースターなどで急に下がったときに胃袋あたりに感じる感覚もシアオ。
滝の水量は少なかったが、それでも水しぶきを上げて垂直に落ちる滝らしい滝だった。
「あなたは来ちゃ駄目!」と言って、裸足になってひとりで滝壺に降りていった。流石は原始人。
かなりデカイ滝壺だ。雨季になると水量が増えて豪快な滝になるんだろう。
案内板には季節ごとの滝の様子が説明されていた。3-5月にはほぼ涸れるようだ。
カオヤイ自然公園の中では、この滝が一番いい。
観光客も少なく、道中自然に触れられる。
野生のゾウも沢山いそうだ。
天然記念物のホエザルの声も聴こえた。
滝から駐車場に戻ると近くでホエザルの鳴き声が聴こえたと思ったら、中国人だった。