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マシュマロいちご園のウォーターシステム再建

マシュマロいちご園のウォーターシステムは去年作ったので、今年はそれを補修するだけだったら良いのだが、実際は電線、PVCラインとも張り直さなければならなかった。

電線とPVCラインが設置してあった土地のオーナーが、土地使用料として年35000バーツも要求してきたからだ。その土地は道路に面しておらず、急斜面でトウモロコシ畑にしか為らないような場所で、相場は1ライ(1640平方メートル)当たり2000バーツにもならないだろう土地なのに、電線とPVCラインだけで35000バーツと言うのは正常ではない。

だから、別ルートを構築した。

別ルートは池とリゾートホテルの持ち主の土地を通るが、マシュマロちゃんが電話で相談したら、即答でタダで良いという。凄い違いだ。

しかし、ルートの再構築は、何もない所に新たに設置するよりも遥かに労力を要した。

当初、僕一人でやるつもりだったが、日雇い労働者や親戚を使っても、なかなか作業が進まず、結局ウォーターシステムに詳しいお兄さんと妹さんの旦那さんとそのお兄さんという頑強な若いタイ人男性3人にヘルプをお願いした。まる2日間格闘して、なんとか基幹部分が出来た。

日本人の僕の役割は、ただ見てるだけ。何も出来なかった。

見ているだけで何も出来なかったけれど、物凄く疲れた。

妹さん夫婦の掘っ立て小屋のテラスに蚊帳を吊って寝た。

まだ建てたばかりなので、ゴキブリやその他の虫が少ないのが良かった。

竹の床は意外と寝心地が良かった。

ヤブ蚊が一人辺り100匹位集る中での電線設置作業。

折角張ったのに、何故か電気が来ない。切れていた。部分的に一本張り直し。

何をやるにしても、使う道具も材料も日本のそれとはかけ離れていて、僕が考えていた計画は役に立たなかった。

僕は、役立たずの情けないボンボンに成り下がった。

雨でぬかるんだ泥道を登ったり降りたり。滑って転び、蔓に脚を取られてよろつきながらの山道の移動は本当に息が切れる。

彼らは丸太を5本も担いでいながら、僕より早く森の中を歩く。

スケートの上級者がスケートリンクの一周なんて訳ないのに、初心者だと滑って転んで、一周したら息絶え絶えになるのと同じ感じ。

あるときはボートに乗り

あるときはを池に落ち

あるときは泳ぎ

あるときは池に潜り

ポンプの浮きの上で割れたPVCを張り直し、

やっとポンプが動いた。

自分のウォーターシステムでもないのに、自分のいちご園の仕事を差し置いて、無償なのに全力で助けてくれた兄弟達には頭が下がる。

大きな借りが出来たが、それでも

「今日も泊まっていけ、ご飯食べていけ、ビール一緒に飲もうと」

誘ってくれるのは何なんだろう。

豚の糞とココナッツの細かいのを入れて、スプリンクラーで雨のように水をかける。約半分のポットと、それに雨を降らすスプリンクラーが設置できた。

妹さんの旦那さんが作ったウォーターシステムは謎の多いシステムで、これまでさっぱり理解できなかったのだが、やっと分かった。

分かってみると問題点も分ってきた。お金と時間さえあれば直したいが、両方とも今はない。

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コメント

Re: お疲れ様です。

黒いのがアルミニウムPVC被覆線で、電線にも使われているやつなので耐久性はあります。但し折り曲げには弱い。耐久性がないのは丸太の電柱で、土に埋めてあるだけなので2年で朽ちます。
電線をPVCかその他のチューブに通すことも考えましたが、300メートルも通すことは不可能なんです。多分10メートルでも厳しい。あの電線固いんですよね。屋内用の柔らかい電線とは大分違います。

ついていけない

日本人では、タイの蒸し暑い環境についていけませんね。

ハムケンさんも苦労されるために行った感じもしますが、楽しみもあるようなので良しとしますか。

お疲れ様です。

水色のパイプが送水用で、、裸の黒のPCVが電源用・交流220V・50Hz・・でしょうか、、
ともぞうなら
・・・
一部分でも散水用のホースなどの中へPCV電線を通しますが・・・耐久性いかがなものでしょうか ? ?
でも 散水用ホースって あるんでしょうが・・
タイ・パタヤでは、あまり見かけたことないです! !

防感電・防日光による劣化・防水・防漏電・防動物からの保護に・・・
商用電源・・タイも片方、接地してあるんでしょうか ? ?

世界初のエジソンの商用電源の送電は直流だったらしいですが・・・
損失が少ないので、現在、長距離送電では復活しているところもあるらしいです。

これで もう クリスマスの頃には ウハウハ で 車 もう1台 お買い上げですね ! !

でわ

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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