80~90%の起業家が失敗する最大の理由
とある書籍の宣伝文句を読んで、なるほどと唸った。
起業する前から、いろんな調査で頭では分かっていたことだったが、今振り返ってみると、見事にはまっていた。
以下抜粋
ゲーリー・ハルバートというセールスライターはセミナーの参加者に
こんな質問をしました。
「もし、俺とあんたらがハンバーガー屋を始めたとする。それで誰が一番売れるか競争するとしよう。
そしたら、あんたらは、その競争に勝つためにどんな”条件”が欲しい?」
答えはバラバラでした。
「隠し味に使う秘密のソースが欲しい」という人もいれば
「最高のハンバーガーを作るために最高の牛肉が必要だ」という人も居ました。
中には「最高の場所」と言った参加者もいました。
ゲーリーはこう答えた。
「OK。あんたたちにその条件を全てくれてやろう。全部有利な条件をあんたたちにやったところで、オレはたった一つだけ欲しいものがある。それさえあれば、オレはあんたたち全員を打ち負かすことができるぜ」
一体、何が欲しいんだ?ーーー参加者は聞いた。
「オレがたった1つだけ欲しいもの。それは・・・」
ゲーリーはこう答えた。
「腹を空かした群衆だよ!」
考えてみてください。
参加者のほとんどは、商品をいかに素晴らしくするかというところに意識がいっていました。
これこそが、ほとんどの社長・起業家が失敗する最大の原因です。
自分の商品のことばかり考えて、
顧客や見込み客のことが見えていない。
「いい商品だから、知ってもらえさえすれば買ってもらえるはず」
というのは、社長がよく言う言葉です。
今の時代、「知ってもらうこと」の方が「いい商品を作ること」よりもはるかに難しいです。
良いビジネス、いい商品を作ればお客は自然と寄ってくる。
これはとても危険な考え方です。
ビジネスに置いて、もっともお金を生み出す考えは、いい商品を作ろうとすることではありません。
どんなにいい商品を持っていても、完璧なカスタマーサポートをしていても
効率的に業務を処理し、素晴らしいマネジメントをしていたとしても、お客さんがいなければ
……全てがムダです。
大切なのは
「腹を空かした群衆」が欲しがる商品を
きちんと「売る」こと。
以上抜粋。
潜在需要があるということは、逆の言い方をすれば、今自分の手が届く目の前には需要がないということ。
欲しがっている人の目の前に、自分の商品を見せられるかどうかがカギなのに、マーケッティング担当のはずの相棒が働かなかったのもあるが、とにかく僕は自分の目の前にマーケットを作り出すことが出来なかった。
いちご園ビジネスが僕の今までトライして来たビジネスよりもマシな点は、正にここにある。
いちごを食べたいお客さんが向こうから来てくれるんだ。そのいちご園にマーケットはある。いちご園を作ってマーケットを作り出すことが出来たから売れたんだ。
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