アリ
熱帯は太陽エネルギーに満ちあふれているので、生命活動も温帯のそれより圧倒的に濃い。
地面や樹の上にいるアリの数だって半端じゃない。
カオヤイのいちご園で、おやつのトウモロコシの食べかすを地面に投げ捨てると、僅か3~4分後にこうなる。
おかずの鳥の皮上げの骨の部分を投げ捨てて、10分経つと、真っ黒になる。
小さなアリと大きなアリがいるが、行動をよく見ていると同じ種のような気がする。
直ぐに脇腹や背中に這い上がってきて噛みつくので、実に邪魔な存在。
樹に住む赤アリ(軍隊アリ)なんかは、藪に入るといつも10匹は噛み付いている。噛みつくと放さないので殺して取り除くしかない。
地面にいる黒いアリは、熟して甘くなったいちごも食べるので、このままでは全部食べられちゃうんじゃないかと心配だ。
心配だけど、この量じゃアリの巣退治のクスリや農薬散布でなんとかなるようなもんじゃない。
ここは命が濃すぎるから、一人ひとりの命が軽くなるのかなあ。