ココナッツの袋詰め
僕達はいちごの栽培に土は使わない。使うのはココナッツの殻の粉砕したもの。つまりヤシガラ。土には病原菌や害虫が多過ぎるのと、水と肥料の管理がしにくいからそうしている。
カオヤイのいちご園用には、ヤシガラを680袋購入した。
これを白いビニール袋のポットに入れて、豚の糞や化成肥料で発行させて、いちごの培地とする。
この作業がなかなか大変で、日雇い労働者の出番となる。
こんな風に、人海戦術しかない。
ポット一つを作るのに2分ほどかかる。それを畑の畝に並べる。
この作業を延々4日続けた。
日差しが強い時は、テントを貼って作業する。
若者は力があって頼りになる。
僕は力仕事は腰に来るので無理。情けないが、無理なものは無理。
ヤシガラ一袋からは、ポットが15-16個出来る。
一つのポットに二株植える。
30,000株の予定なので、ポットは15,000個用意することになる。
計算では10,200ポットが出来るはずで、足りない分はワンナムキアオのマシュマロいちご園から持ってくるつもりだった。
ところが、どういうわけか、ヤシガラ680袋を全部使って、いちご園の前方半分の8割くらいしか用意できなかった。どうも一袋のヤシガラの量が少なかったみたいだ。(重さは水分に依って変わるので当てにならない。体積は袋の数でしか表現できなかった。)
仕方なく買い足した。明日か明後日、それが到着すると、また再び上記の作業が数日間繰り返されることになる。
畝の出来には大いに不満だが、ポットを並べるとなかなか見応えがある。
前方一列で約150ポット。ちょっと長すぎた。
色々計画したのに、やってみると計画通りには行かず、行き当たりばったりになってしまうのは何故?
メーター測って水糸引いて、まっすぐ等間隔に造るのは、タイでは無理みたいだ。
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