草刈機
カオヤイに来て3日目の水曜日、パクチョンにある巨大な農業資材デパートに行って、エンジン式の草刈機を買った。
これがそれ。
その店で一番安かったのは1980バーツだったが、二番目に安い2300バーツのを買った。マキタやホンダの一流品は8000-15000バーツした。日本での価格調査でも最安値は5000バーツくらいだったので、まずまず安く買えたと思う。
ところで僕はエンジン式の草刈機を使ったことがない。お店でエンジン始動方法から教わり、言われた通りのガソリンとオイルを買って、翌日カオヤイのいちご園の草を刈ってみた。
いちご園には背丈以上の草の他、直径3センチ前後の木も生えていて、僕はそれも草刈機で刈ってしまった。
始め付属していたブレードは横に荷台に置いてある黒くて四角いやつ。これで草をぶった切る方式だったのだが、このブレードが使用開始30分で曲がってしまった。ブレードが曲がってからは、草の破片が上に飛ぶようになり、顔や腕に当たった。
木はこれで切っては行けないことを知らなかった。
おまけにガソリンが見る見る減る。あまりに変なので、たまたま測量に来ていた人に診てもらったら、ガソリンドレインのネジが落ちて無くなっていて、ガソリンが垂れ流し状態になってしまっていた。そんなことも分からず使っていた自分が怖い。
早速、買ったお店に持っていき、使い方を教えてくれた店員さんに見せたら、
「あれあれ、もうこんなことになっちゃった。」と呆れられた。
しかし、落ちて無くなっていたネジは、25バーツで買えたし、曲がったブレードは叩いて真っ直ぐにしてもらった。
「石が多い場所か?」と聞くので、
「いや、ゴツい大きな草や小さい木だらけな所」と答えたら、写真のごとく丸い丸鋸様のブレードを持ってきた。
「こいつが良い。ばっちり切れる。これに交換してみたらどうか?」
如何にも切れそうな硬い超鋼の歯が付いていた。
値段は見た目より安くて150バーツだったので、二つ返事でブレードを交換してもらった。
それが良かった。
バッサバッサ切れる。引きちぎるのではなくて、斬るタイプなので、破片も飛ばない。3センチの木も一気に切れる。気持ちがいいくらい。
しかし足場の悪い場所での草刈り腰が疲れる。15分草刈りすると玉の汗。汗が眼に入って痛いがメガネのせいで拭けない。服はびしょ濡れ。喉はカラカラ。ちょうどその位でガソリンがなくなるので、上着と帽子を脱いで30分休憩。
休憩時間の方が長いので、作業は進まないが、休憩しないととても続けられない。
先週の様子
今日の様子
3日間かけて除草剤を散き、大きな草は草刈機で刈ったお陰で、だんだんと草がなくなってきた。
もう一度除草剤を散布して、完全に草木が枯れたら、ブルドーザーで枯れ草と根っこを集めて燃やす。