タイのオービスに2回やられる
自動速度取締機(オービス)で2回捕まった。
しかも、同じ場所、同じ速度で。
タイの郊外を走る一般幹線道路は、高速道路ではないけれども、信号もなく道も真っ直ぐなので、100kmオーバーで走るのは当たり前となっている。100kmではむしろ遅いくらいで、どんどん追い越させる。130km以上出している奴も珍しくない。平均110kmくらいじゃないだろうか? 都心部の高速道路は混んでいるので、一般の幹線道路の方が高速道路よりも速く走れるという可笑しなことになっている。
最近はこれでいかんとタイ警察も自動速度取締機(オービス)を所々に置いて取り締まっているようだが、この所々にというのが曲者。
設置してあって使っている(取り締まっている)区間もあれば、そうでない区間もある。
取り締まってない区間では、追い越し車線は大抵120kmくらい出している。それに慣れて油断していると、いつの間にか取り締まっている区間に入って、バシャっとやられることになる。
危険地帯は、国道2号線のサラブリ付近。
僕はここで2回やられた。
下の写真を見ての通り、全く同じ場所。
まるで同じ書類みたいだが、よく見ると日時が違う。
違反速度はどちらも118km。平均速度に毛が生えた程度なんだから、これくらい大目に見てよと言いたくなる。
機械には袖の下がないのが痛い。
少なくともこの場所では、パシャっとやられてもストロボが光るわけではないので、パシャっとやられたことが分からない。後で車の持ち主の住所に、この書類が届くことで始めて「やられた」ことに気付く。
注目される点としては、写真には「運転手の顔」は写っていないということ。
日本では、「超過速度」の記録と「車のナンバープレート」に加えて「運転手の顔」が写される。そして、速度違反をした運転手が本人であることを確認して(本人に認めさせて)、その本人を速度違反で処分する。
ここで、タイの車の多くは大抵フロントガラスにも遮光フィルターが貼ってある。マシュマロちゃんのは確か30か40%遮光だが、60%遮光というのもザラだ。そうすると、外から運転手は見えない。そういう事情で顔が写っていないのか、ストロボを焚かないからか、カメラの性能が悪いからなのか分からないが、とにかく写っていない。
なので、「俺じゃない!」と言って逃げられるのかもしれないが、罰金徴収票は車のオーナーに届けられる。本来、違反者は運転者であってオーナーではないのだが、このあたり法律がどうなっているのか、あるいは徴収書に書いてある文面がどうなっているのか知らないが(面倒くさいので読んでない)、どうもオーナーが払う仕組みになっているらしい。
僕の2回の違反は、日時から判別すると、1回はマシュマロちゃん、2回目は僕が運転していたと思われる。オーナーはマシュマロちゃんなので、2通の書類は天空の村の彼女の実家に届けられた。
マシュマロちゃんは暫く無視していたが、やられたのは2月と3月。もう3ヶ月経っているので、そろそろ警察も怒るだろうということで、今日説得して罰金を払わせた。郵便局に行って現金を警察に送るという形。意外にもそれで現金が抜かれる等の問題は起こらないのだそうだ。
罰金は、1回あたり1,000バーツだった。
タイにおいては、かなり痛いが払えない金額でもない丁度いい金額のように思える。
PS. 1000バーツは僕が払いました。