カンチャナブリ紀行:湖に沈んだ街
カオ・レオ・ダムが建設されて32年間水没していた寺院がこのところの水位低下で地上に姿を表した。
モーン・ブリッジを見る前に、お寺に行きたいというので行ってみた。サンクラブリの町では最も有名なお寺らしい。
モーン・ブリッジを別の橋からみたところ。
橋をわたって暫く走ると、その寺院はあった。Wat Wang Wiwekaramという。
著名なお坊さんのミイラがこのお寺の本堂の奥に備えられているらしい。
お寺の前には、女性の服装に関する注意書きが書かれていた。肌の露出は良くないのは知っているが、どの程度なら大丈夫で、どこからがアウトなのかはよく知らなかったところ、この分かりやすい説明書きではっきりした。Strapless. Tank top, wide neck, crop top, mini skirt, short pantsはダメらしい。
うーん、どれも僕がタイ女に来てほしいと思う服装ばかり。これだからお寺は嫌いなんだ。
仏像じゃなくてお坊さんの像が飾ってある。
モーン族の僧院とのこと。かなり珍しい建築様式だった。
その辺りをウロウロしていると、
「ボートの旅は如何かねえ。湖に沈んだ街やお寺を回る旅だよう!」と遠くからおばちゃんに声を掛けられた。
300バーツコースと500バーツコースがあったが、面白そうだったので300バーツコーズを選んだ。
何人でもボート一艘で300バーツだ。
左腕のない薄汚い男のバイクに着いてゆくと、カオ・レオ・ダム湖の上で暮らす小さな村に出た。
その薄汚い男が僕らをボートに乗せて案内してくれるらしい。
少数民族の家だ。何族なのか分からない。
竹を組んで家を浮かばせている。
水の上は涼しいし、何でも水に流せるので便利なんだろう。
さあ、出発だ。水没寺院とは面白そうだ。
さっきのお寺の塔が見える。
ボートは湖面を滑るように走る。
水位は例年の10メートルほど低下している様子が岸の木の生え具合でわかる。
水が減って、かつての森の木が水面から飛び出していた。
最初に連れて行かれたのはこの寺院跡。
ここで上陸。
モーン族の女達が話しかけてきた。
お寺に備える花を売りたいらしい。左の胸の大きい女がガイドを申し出たので、OKした。
モーン族はカオに白粉などを塗って網様をつけるのが特徴らしい。ガイドの女は細身だが、胸が大きくで僕はそこばかりに眼がいってしまう。おしりは小さい。おでこに特徴がある。眼は横長で目の周りの顔は平べったい。
完全に地上に露出した寺院。ガイドの説明では、32年間水没していたのが、2年前に水面に出て、それ以来水に沈んだことはないそうだ。
この写真は僕のお気に入り。
なかなか大きなお寺だ。街全体が湖に沈んだ。泰麺鉄道もここに沈んだらしいが、僕は線路跡を見ることは出来なかった。
寺院の天井は抜けていて、中に仏像が祀ってあった。壁に付いているのは、昔の小さな仏像跡。大半が剥がれてしまっている。
これは別の寺院跡。
別の岸に上陸。
階段を登ると古い寺院跡があった。
裸足の少年が勝手に案内を始めた。お小遣い稼ぎだろうから、そのまま案内してもらった。
これはまた別の場所。