カンチャナブリ紀行:人間川下り
川に浮かぶホテルで朝食を摂っていると、川にどんぶらこ、どんぶらこと人が流れて来るではないか。
皆さん救命胴衣は着けているので、プカプカ浮かんでいて、笑いながら流されていた。
救命胴衣があるからすぐに溺れはしないだろうが、ホテルの何処かに無事に掴まれなかったら、次のホテルまで流されることになる。次のホテルからここ迄、歩いて戻ることは出来ない。道がないから。
渦巻いているところはないが、流れは速く、秒速2メートル以上ありそうだ。
この川に落ちるのが怖かった僕には驚きの光景だった
にも関わらず、流される人が楽しそうにしているので驚いた
それを見ていたマシュマロちゃんが、「私もあれやりたい」
と言い出した。ろくに泳げないくせに。
よし分かった。お前独りで行かせる訳には行かないから、僕も一緒にやってやろう。
ということで、準備完了。
「えー、それではハムケン二等兵、行って参ります!」
ヌン、ソン、サンで飛び込んだ。
足は立たない。かなり深そう
ハハハ、やってみると面白い
川の流れの速い中央部に引きずられる。始めは怖いので、ホテルから遠ざからないように流された
数百メートル流されて、ホテルの端に掴まって上がる。目標の位置でホテルに掴まえられるか多少技術と体力を要する。
それからホテルの長い廊下を歩いて上流側に上がり、また飛び込んで流される。
流されながら写真を撮ると、水の流れは見えない。一緒に流れているから。
流れに逆らっても無理。流れに直角に泳ぐと移動できる
慣れてくると、流されながら景色を堪能出来るようになった。
面白くて、何度か繰り返した
滅茶楽しかったです。はい。気持ち良かった。
これでこのホテルのことが一気に好きになった。
出来れば何キロも流されてみたかった。