サメット島旅行記:タル島
サメット島にはマシュマロちゃんと妹の家族合わせて10人が行った。
マシュマロちゃんのお父さんとお母さん2人、妹の両親2人は、タイの南部に行くのは初めて、海を見るのは始めて、舟に乗るのも始めて、外人が泊まるようなリゾートホテルに泊まるのも初めて。飛行機に乗るのも始めてだった。
合計で88,000バーツ程もかかってしまって、僕らには大出費だったが、彼女が初めて両親にまとまった親孝行が出来たので良かったと思う。こういうのはプライスレスだろう。
両親は海を見て、喜ぶかと思ったら怖がった。結局海には入らなかった。波打ち際にも近付かなかった。船に乗るのも本当に怖がって、説得してやっとのことで乗ってもらった。しかし、激しい船酔いで吐きまくって、さぞかし辛かっただろうと思う。食事も洋風のタイ飯であったので、彼らには始めての味。あまり美味しそうではなかった。そういう意味では、楽しめたのかどうかは疑わしいが、彼女の気持ちは通じただろうと思う。
これが泊まったホテル。メインのアオ・サイゲーオ地区ではなくて、アオ・ウォンドゥアンにあるカバナホテルのビーチフロントコテージ。ここを4部屋並びでとった。比較的静かで白人と中国人が少し痛程度。
部屋からビーチまでは徒歩ゼロ分。ほぼプライベートビーチ。設備な何もないのに、一部屋一泊4000バーツもした。
この左手奥には、以前トムと泊まったウォンドゥアン・リゾートがある。
マリンブルーの透き通った海を期待していたのに、どんより雨模様の空で波も高く砂が舞い、透明度は1メートルもなかった。タイミングが悪いのか、サメット島はこんなものなのか、まだ二度しか来ていないので分からない。
ベイビーは水遊びが楽しそう。
楽しそうに笑っているのを見ると、こちらまで幸せな気分になれる。
二日目には少し晴れて、島めぐりのボートツアーに参加できた。1人1500バーツもした。
サメット島からかなり離れたところに、タル島という小さな島があるが、そこは比較的透明度もあり、シュノーケリングを楽しめた。
タル島はこんな感じの島。
ここの魚はかっぱえびせんが大好きであることが分かった。
(トウモロコシでもパンでも何でも好きみたい)
水中は寄ってきた魚達でごった返し。目の前まで寄ってくる。
浜から30メートルほどのところに、一応生きたサンゴがあった。エダサンゴは見当たらなかった。
青く光るシャコガイもいた。シャコガイは採られずに結構たくさん生息していた。大きさは25センチ位。
マシュマロちゃんがプラニモというクマノミ。数日前にDisneyのNEMOの大冒険を観てから凄く実物を観たがっていたので丁度良かった。
NEMOはクラウンクマノミ。こちらはハマクマノミの仲間。
透明度はこんな程度。僕はがっかりだったが、マシュマロちゃんとその妹は大満足だったようだ。
サンゴ礁定番のコバルトスズメやニモにも出てきたドリーことナンヨウカワハギはこの辺りには見当たらなかった。
来年はアンダマン海か、モルジブを目指して頑張ろうと思った。
夜になるとビーチにディナーテーブルが拡げられる。
サメット島名物のファイアーショーも一応観た。アンプの調子が悪くて、音楽なしのショーだった。
最終日は高速でバンコクを通りドンムアン空港に向かった。
タイの首都がどうなっているのかを見てもらった。
両親を生まれて初めて乗る飛行機に乗せてチェンマイに返した。
僅か二泊三日の近場リゾートへの旅だったのだが、超田舎者でタイ語も通じない両親を連れての旅は結構しんどかった。
僕も勤続25年の時に、会社から貰った特別休暇とお小遣いを利用して、親や兄弟を旅行に連れて行ったことがあるが、今思えばケチな親孝行だった。それに比べ、マシュマロちゃんのは経済的にも経験値的にもずっと大きなインパクトがある親孝行旅行だったと思う。