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タイ最高峰ドイ・インタノン

タイの最高峰はチェンマイ市の南東にあるドイ・インタノン。

6年ほど前に山岳民族を訪ねるツアーで近くには行ったことがあったが、登ったことはなかった。

途中かなり急勾配な道が続くものの、車でほぼ頂上まで行くことが出来る。

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ここが最高地点。標高2565メートル。気温は22℃。流石に涼しい。この日の最低気温は8℃だったらしい。

「日本にもこんなに高いところがあるの?」と聞くので、

「あるよ。富士山。3776メートル。他にも3000メートル以上の山はたくさんある」

「へー、日本には山はないのかと思った。」

「いや、日本は山ばかりで平らなところがないのだよ。海の近くに少し平野があるだけ。タイは逆に平らなところばかり。」

島国と大陸の差。

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頂上近くに神社あり。

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山頂付近の森は、雲の中にある時が多いためか、木々には苔が一面についていて、独特の雰囲気を醸し出している。

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今年から政府が禁止しているにも関わらず、山焼きが至る所で行われていて、その煙のため非常に見通しが悪い。中国からの汚染じゃない。タイ国内の山焼きが原因。焼畑をするわけでもないのに、何故山焼きをするのか、その理由がわからなかった。マシュマロちゃんも不思議がると同時に、山焼きの環境汚染、自然破壊に腹を立てていた。

写真ではスモッグで殆ど見えないが、実際は山々が遠くまで連なっている。

山頂にはレーダー施設があり、そのレーダードームはスモッグがなければ天空の村からも見えるそうだ。

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名前は忘れたが山頂企画の中腹にある有名な寺院。入園料が40バーツ位かかった。この他に、国立公園に入るのに80バーツかかったように記憶している。もちろん僕はタイ人価格で通した。(外国人と見破られると、もっと高い入園料を払わないといけない。)

寺院の周りはお花畑になっていて、とても綺麗だった。ここの花は、金魚草、ジギタリス、カリフォルニアポピー、ガザニア、ビオラ、ニコチニア、ディモルフォセカ、オステオスペルマムなど、すべて日本でよく見かける花ばかり。ここの気候はタイより日本に近い。

女の名前は忘れても、花の名前は忘れない。

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「いちご園でも、こういう花畑を作って!」と言われたが、気候が違うから無理なんじゃないかな。

でも、種だけはたくさん持ってきている。ダメ元でいろいろ蒔いてみよう。

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妹さんもベイビーも大喜び。

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お堂の中の仏様。こちらは日本にも馴染みのある感じの仏様だ。

お堂は二つあって、もう片方は薬師像だった。その薬師も日本で良く見るタイプ。

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花畑には綺麗なハチドリがいた。花の向こうなのでピント合ってない。顔が瑠璃色で棟がオレンジと赤でとても綺麗。

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こちらはもう少し地味なハチドリ。

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マルハナハチもたくさん。顔をアップしてみたら、花粉だらけのエイリアンだった。


この後、お母さんと妹とベイビーを送っていくために、結局人目が憚れたはずの天空も村に行くことになった。

行ってみると、彼女の家は大家族だった。近くの親戚の若夫婦もやってきて、もう何家族いたかわからなくなった。この1ヶ月以内だけで2人も赤ちゃんが生まれていた。3世代プラス親戚プラス複数の妻。ここでプライバシーを保つのは無理だ。しかし、ワンナムキアオでのいちご園に加えて、先日のサメット島旅行のために、初めてお会いするのは少数派だった。

妹さん夫婦は隙間だらけの納屋のようなところで寝泊まりしていて、僕にはとても生きて行けないと思った。

家長であるお爺さんが、「しっかり孫の世話をしないといけないぞ」と言ったのに、僕は

「今、彼女にしっかり世話してもらっています。」なんてダークなジョークを返してしまった。

あれは顰蹙だったかもしれないが、モン語>タイ語との中継会話だったので、意思疎通が出来なかっただけと思ってくれたかな?

僕はお金を上げることもせず、軽い挨拶のみでその家を後にした。

今回はただの運転手のつもりだったので。。

家の近くで妹とお母さんを下ろして、僕は家には行かないつもりだった。妹が「こっち。こっち。これが私達の部屋。見て。上がって。」と言うものだからつい油断して上がってしまったのだった。

テーマ : タイ
ジャンル : 海外情報

筏流しの沢とシリプーミ滝

見知らぬ村で独り過ごした翌朝、マシュマロちゃんがお母さんと妹さんとその娘を連れて来て、一緒にドライブすることになった。目的の場所は、彼女の腹違いの妹さんの家とその家の近くにある大きな滝、そしてタイの最高峰ドイ・インタノンだ。

腹違いの妹さん夫婦は貧乏で何も持ってないという。その妹が妊娠したというので、マシュマロちゃんは少し前にアヌサワリーで妊婦用の服を10着近く買っていた。この日はそれ以外に妊婦用の栄養ミルクを買うために一旦村を降りた。

その途中、以前NHKで観た筏流しの沢に立ち寄って休憩した。

今は水量が極端に少なくなっている小さな沢の両側に数キロに渡り無数の桟敷が広がっていた。

沢の上の街道沿いに駐車場と料理店があって、作った料理をケーブルに吊るして沢まで下ろす。沢で涼みながら料理を食べる。子どもたちは沢で水遊びをし、大人たちは桟敷で昼寝をする。これが、ここでの行楽の姿だが、意外にもファランに人気で、多くのファランが観光に来ているようだった。ファランの目的は、もっぱら筏流しと水遊びのようだ。

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水はタイの河川にしては澄んでいるが、上流にエレファント・ファームがあって、その糞尿が流れ込んでいるので清潔ではない。

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割りとV字谷なのでいつも日影になるし、沢の水も冷たいせいて、全体に涼しい。

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これはカメラに装備された油絵風に写真を撮るアートフィルターを使って撮った写真。ダイエット中なのに、食べだしたら止まらないポテトチップス。

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ビール飲んで昼寝するなら持って来いの場所。

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左肩が下がるのは背骨が横に湾曲しているからで、これは勉強のし過ぎで20代の頃からの症状。

よくマシュマロちゃんから注意される。注意していれば真っ直ぐ立てる。

その沢の少し上流にエレファント・ファームがあって、観光客が象乗りを楽しんでいた。

ほとんど中国人とファラン。

マシュマロちゃんの妹さんも、お母さんも像に乗ったことがないというので、乗ってみることを強く勧めたが、「怖い」から嫌だと言われた。こんな風に新しいことを何でも怖がるので、彼らの経験値は少しも上がらない。

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一袋20バーツでゾウの餌を売っていたので買ってみた。彼らは目じゃなくて鼻で食べ物の場所を見つけているようだった。

その鼻の穴を覗き込んでみると、、、

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他の動物と同じ二つの鼻の穴があった。

出口は一つで、奥で二つになると思っていたので意外だった。

この鼻の穴にバナナが丁度刺さるので、意地悪で差し込んでみたが、別にくすぐったがる様子はなく、普通に食べた。


途中大きな滝が二つ並んでいるところがあったので、そのうちの一つに行ってみた。

滝の下は自然公園になっていた。

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大きなシダ類がたくさん生えていて(植えられていて)、如何にも南国風だ。

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トンボがたくさん居た。

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シダの茎をよく見ると赤い玉を付けたクモがいた。

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キノコもある。

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かなり良く整備された公園になっていた。

こういう林の中を少し歩くと滝壺に出た。

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シリプーミ滝とある。

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こうして滝の下部だけを写すと小さな滝だが、実はずっと上から続いているかなり高い滝だ。

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写真の上の方に滝の上部が見える。

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はるか上にある滝の上部。

実は、この地域には桜がある。マシュマロちゃんの妹さんが「タイにも桜がある」というので、その木を見てみたら、幹といい、葉といい、木全体からの匂いといい、まさしく桜だった。ただし、ソメイヨシノじゃあない。

後でネットで検索してみたら、こんなに綺麗なピンクの桜だった。

Capture

咲く時期は1月の新年の頃。

また、この近くにはガリアン(カレン族)の村がたくさんあって、日本の菊の花を栽培している。

桃や梨もある。標高は1000メートルくらい。

このくらい標高があると日本と似た気候になるんだろう。

ちなみに、マシュマロちゃんの天空の村の標高は、1260メートルだった。

この辺りはタイヤイというミャンマー人も大勢住んでいる。まさに民族のるつぼ状態。

皆それぞれの文化を大切に守りながら生きている。民族間で争いはないそうだが、混血することも滅多にないとのこと。


腹違いの貧乏妹さんの家は、マシュマロちゃんの家より遥かに立派な鉄筋コンクリート製の家だった。

家具もいいものを使っていた。

山に今年から30ライものマラコー(パパイヤ)畑を作っていて、借金は多いかもしれないが貧乏な感じは全く無く、マラコーが実ればいきなりマシュマロちゃんよりリッチになるそうな感じだ。

それなのにマシュマロちゃんは彼女のために2000バーツも買い物をし、更に5000バーツを置いてきた。中国のモン族を訪ねるというお爺さんお婆さんに旅費の手当として1万バーツ、父親と母親にも5000バーツ置いてきた。

彼女はいつも他人のために大事なお金を使ってしまう。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった親父。
タイに来て早10年。挑戦と冒険の心を忘れずに、異国でセカンドライフを謳歌している60代のオヤジです。

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