何がそんなに心配なのか:大前研一

大前研一氏の論評は、サラリーマン時代からメルマガ等で時々読んでいた。

当時は、ちょっと極端な堅物と思っていたが(失礼)、バンコクで行われた和僑会世界大会に大前研一氏を招待し基調講演をしていただいた、その講演DVDを観た時から僕の考えは変わった。

世界大会の時、僕はタイに来たばかりで、まだ和僑会会員ではなかった。そして世界大会にも参加していない。しかし、和僑会アセアン大会かなにかのときに、売れ残った僅かな講演DVDを破格の値段で(成り行きで)購入してしまった。彼の講演DVDの最後の一枚が僕のところに来たのは幸運だった。

内容はあまり期待してなかったので、実際にDVDを観たのは購入してから数週間後だったが、観てみたら面白い事この上なかった。面白いというのは、知的なユーモアを感じたのと、僕が感じていたことを見事に論説してくれたからだ。

彼の講演の内容は、よく分析されたデータに裏付けられているが、データーの検証など素人はやらないので実は講演にはあまり重要ではない。重要なのは、「伝えたいことを如何に相手に伝えられるか」ということにあるが、この点、彼の講演は凄かった。流石大物と感じた。

大物は、難しい話を素人にも分かりやすく、感覚的に話すことができる。

自然科学の分野でも、優秀な科学者ほど素人に分かりやすく説明できる。難しい理論無しで、素人に分かりやすく説明するのは、非常に優秀で真理をよく分かった科学者でないと出来ない。一応科学者の端くれであった僕は、この点はよく分かる。

経済学、政治学という科学においても同様だと思う。

世界大会の時に彼が感覚的に話したことは、現在の日本人の心が世界的にも歴史的にもありえないほど萎縮し、不安に怯え、閉じこもってしまっているという危機感だった。

和僑会のメンバ-は、そんな日本を後先考えずに「足を踏み外して」飛び出してしまった数少ない人間の集まりということで、エールを送っていただいた。


さて、前置きが長くなってしまったが、先ほど僕は東洋経済ONLINE に掲載された「世界に類を見ない日本の「低欲望社会」という彼の論文を読んで、僕のブログの読者にも是非読んでもらいたいと思った。

時間があったら、是非こちらの原文を読んでみて欲しい。そんなに長くないので10分位で読めると思う。

ここでは、僕が「そうだ、そうだ」と思った分かりやすい表現を抜粋してみたい。


「今、日本の企業や家計は潤沢な資産を保有しています。これだけお金を持っているのに、使わない。これほど金利が下がっても、お金を借りない。この状況が世界にも類を見ない日本の「低欲望社会」です。お金がたくさんあっても、企業や個人にお金を使う欲望がないのです
なぜお金を使わないのか。明確な理由があります。染色体に「将来の心配」という特性が宿っているのです


日本人はもともとこれほど心配性だったのかというと、そうではありません。われわれの世代が育ったころの日本人は、「坂の上の雲」を目指して、世界に出ていこうという志を持っていました。今よりも貧しい生活をしていたけれど、将来の心配などしていなかった。


松下幸之助は、英語がしゃべれないのに世界へ出ていきました。本田宗一郎は高等小学校しか卒業していませんが、世界のホンダをつくった。昔の日本人は、今よりもずっと楽観的だったのです。


現代の日本人には、老後の生活について若い頃から心配するという特徴があります。「老後の生活についての考え方」というグラフを見るとそれがよくわかります。老後の生活を心配している人が、1992年の60%台から、2014年は90%近くまで増えています。心配していないという人が10%強。この20年間で、心配している人が明らかに増えています。


何がそんなに心配なのか。「老後の生活を心配する理由」を見ると、「十分な金融資産がない」「年金や保険が十分ではない」という理由を挙げている人が多いようです。「ゆとりがなく、老後の備えが十分ではない」というのですが、日本人1人当たりの貯蓄額は世界最大です。いくらあったら安心できるのでしょうか。」

中略

冒頭で述べたように、日本人は使う気になったらいくらでもお金を持っています。家計の金融資産・現金・預金額はどんどん増え続け、今や(2015年時点で)1700兆円を超えています。このお金が1%市場に出てくるだけで17兆円です。

中略

一方、企業は利益余剰金を354兆円も貯め込みました。不況になって1980年時点の50兆円が350兆円になったのです。1989年12月にバブル崩壊が始まりましたが、個人資産はこの25年間で735兆円も積み上がっています。このお金を消費に向かわせればいいわけですが、この資金を強制的に市場に導くには、資産課税を重くすればいいのです。

すると、じっとしているだけでどんどん目減りしてしまうのですから、それなら人生をエンジョイするために使ったほうがいいな、と皆思うはずです。「死ぬ瞬間に、ああ、いい人生だった、と思いたくありませんか? 皆さん人生をもっとエンジョイしましょう」と、首相が国民に呼びかけて、その気にさせないと、このお金はマーケットに出てきません。そして「その代わりに皆さんが病気になったら国がとことん全部、面倒をみます」と言えばいいのです。

スウェーデンでは貯金をする人がいません。国が面倒をみてくれるのですから、貯金はゼロでいいのです。年金、保険、貯金と3つともすべてやっている、しかも年金の3割を貯金に回している日本人は、死ぬ間際に、自分の人生においてもっとも金持ちになってしまうわけです。日本人は誰も国を信用していません。誰も国の将来が明るいと思っていないのです。日本人は、国が何と言っても絶対に我々を裏切るよねと考えているので、いざという時のために貯金していて、最期にキャッシュがいちばん貯まるのです。

中略

お金はあの世には持って行けません。

中略

彼らが求めているのは、心から「本当にいい思い出になった」と感じるものなのではないでしょうか。


僕はタイに来て、お金の面ではろくなことはなかった。私生活については割りと赤裸々に書いているこのブログにも、事業に関する醜い出来事については、ほとんど書いていないが、初めから実に酷いことばかり経験してきた(この経験は後日整理して書いてみたいと思っている)。

しかし、もし今死ぬことになったとしたら、タイに来て「ああ、いい人生だった」と思えると思うので、この数年間のことは後悔していない。

僕の人生、もしかするとまだ30年以上あるかもしれない。30年というと、かつてのサラリーマン人生と同じ長さだ。まだまだとうなるか分からないが、これからの人生で、僕は不安に怯えてじっとしていることはないだろうと思う。そして、本当に死ぬときに、「ああ、いい人生だった」と思うはずだ。

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熟したオレンジ色の甘いカヌン

マシュマロいちご園から採ってきたカヌン。切ってみたら未だ未熟で食べられなかったが、そのまま放置すること3日でなんとなく甘いカヌンの匂いがしてきた。

包丁を持って様子を調べに行った彼女が座り込んで戻ってこないので、どうしたのかと思ったら、その場で実を穿り出してパクパク食べていた。

別に黄色く熟してもない。色は今まで見たことがない薄いオレンジ色。まだ完全に熟していないが、食べてみると甘い。

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薄い色の部分は食べられない。種の周りの濃い色の部分が美味しい。

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もう一つのカヌンはもっと熟した匂いがしてきていたので切ってみたら、上のよりもオレンジ色が濃くて、丁度食べごろの熟し具合だった。この匂いは少しドリアンに似ていて、日本人には苦手かもしれない。

手や包丁や床に付いてしまう白い接着剤樹液は、いろいろ試した結果、ココナッツオイルで溶けることが分かった。ココナッツオイルを少量手にとってこすっているとオイル全体がぬるぬるになってくる。それを水で洗い流してから、台所洗剤で洗うと綺麗サッパリ取れる。

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この種の部分は捨てられることが多いが、塩水で茹でるととても美味しい。

実際にはこの数倍ある。10個も食べたらもうお腹いっぱい。

その翌日の今朝、起きてみると、3階までカヌンの匂いがプンプン。1階はむせるほどの匂い。

冷蔵庫に保管しておいた身の部分。昨日よりも更に熟して、食べてみると、これまで食べたどのカヌンよりも甘かった。得した気分。

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アレがなければ生きていけない

もうインターネットがなければ生きていけない身体になってしまった。

インターネットが繋がってないと、

  • ニュースが見れない
  • 天気予報も見れない
  • ブログも書けない
  • もしかしたら大事なメールも読めない
  • 音楽も聞けない
  • 大事な文書ファイルも探せない
  • 調べ事ができない

よって仕事はまるで出来ない。だけじゃなくて、とにかく何も出来ない。

パソコンやスマホがあってもただの箱。

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「な~んにもやれないよ-」

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「やることないから、アレでもするか」

実は、数週間前からスマホがWi-Fi接続できなくなって困っていた。

アンドロイド機がモデムルーターとWi-Fi接続は出来るのに、突然的にインターネットに繋がらなくなるという現象が時々発生していた。その度にブロードバンドモデムルーター等をリセットしたり、接続方法を変えたりして対応してきたが、日に日に繋がらなくなる回数が増えてきて、この2週間はまるでインターネット接続ができなくなっていた。一方、モデムとプリンターはWi-Fi接続出来ていて、問題なく機能した。

このような現象は世の中で多数報告されていて、原因や対処方法もネット上に実に多数紹介されているが、そのどれをやっても繋がらなかった。

そして数日前に、ついにTCP有線接続のパソコンがインターネットに繋がらなくなった。

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「オーマイゴッド」

いろいろモデムのことを調べて、やれることは全部やってみたが、何か重要なところを変更してしまって、インターネット接続できなくなってしまったと思った。怪しい箇所を虱潰しに変更してみたが、どうしてもダメ。

そして今日ついに、マシュマロちゃんにIPS会社に電話してもらった。ちなみに僕のはADSL回線がTOT、IPSがTrue Online。タイ語でこういう話を電話でするのは難しいので、マシュマロちゃんに電話してもらったのだが、電話をかけると、自動音声で、「日本語は7を押してください」と言うではないか。

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「ナヌ?お主誰だ?」

彼女はタイ語で少し話してくれたが、ルーターだのIPだの分からない言葉が多くてギブアップ。僕に途中で電話を替わったら、向こうも英語が話せる人が出てきて、更に僕が日本人だと分かると、日本語担当者に電話が回された。

症状とモデムのモデル名を言うと、回線の状態をちょっと調べて、

「接続が不安定なようなので、技術者を派遣します。今日の午後なら伺えます。」

と、トントン拍子に話が進んだ。

担当者たらし回しだったが、結局日本語が一番よく分かって早かった。

技術者が来て分かったことは、

「これが(ADSLモデムルータ-)がイカれてます。」

道理で何をやってもダメだった訳だ。

モデムを新しいモデルに交換してみると、今までの症状が嘘だったかのようにスッキリ、スパっと繋がった。

「モデムを新しいものに交換しました。ユーザー名、パスワードはXXXXXXです。この新しいモデムは無料で提供します。修理代もタダです。」

とのこと。

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もっと早く電話しておけばよかった。しかも日本語で話せたわけだし。

電話番号は、毎月の請求書に書いてあります。

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「良かったね」

新しい土地探しパート2

カオヤイに新しいいちご園を作るための土地探しに行って来た。

グーグルマップをよーく見て目星をつけていた3箇所は、残念ながら、すべて新しい農園や高級リゾートホテルの建設中もしくは計画中で、借りられるところは一つも見つからなかった。(グーグルマップ、サテライト画像古すぎ!)

カオヤイは場所は良いけれど、高級リゾートやコンドミニアムの建設ラッシュで、近年大金が動いているようだ。オーナーからすれば、僕らのようなチンケないちご園など目くそ鼻くそ同然。

土地の所有者を探すのも大変なのだが、大抵はバンコクに住む大金持ちか会社所有。売ることしか考えてない場合も多い。しかも、ほとんど売値は10億円以上。もうバブル状態。

カオヤイは確かにリゾートとしていいところだけれど、この建設ラッシュじゃあ、あと4~5年後は供給過剰になること間違いなしと思うが、どうなんだろう?

前回と合わせて、都合8箇所をチェック。どの場所もスバリ素晴らしい。環境も、知名度も、風景も、人通りも、水も、土も文句の付けようがない。もしそこにいちご園ができたら、繁盛して昨年の売上を大きく上回ること間違いなしといった感じだ。

しかし、8箇所のうち4箇所のオーナーが分かったが、3箇所はリゾート建設計画のため、貸してもらえない。1箇所は考え中だが、もう数週間経つのに(何度催促しても)返事がないので多分答えはノー。残りはオーナーが誰かも分からない。

カオヤイの目ぼしい場所はもう他にはないので、カオヤイは無理かもしれない。

一番可能性が高そうなトウモロコシ畑にもう一度行ってみたら、急に便意をもよおした。近くにトイレなんてない。そこら辺に転がっているゾウの糞に紛れて、下痢ピーの野糞をしてきた。

マシュマロちゃんも、この日別の場所2箇所で野糞した。

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マシュマロちゃんが野糞したのはこの辺り。建設途中で(おそらく資金不足で)止まったホテルの2階から周囲を撮影。

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カオヤイの岩山に沈む真っ赤な太陽。

この夕日を見ながら虚しくビールを飲む。

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ビールを飲んだ店でホームステイ。緑一色の部屋だった。

一泊700バーツ。一応、エアコンと温水器とシャワーあり。朝食なし。

ベッドは硬かった(T_T)。



一方、ワンナムキアオの方は、未だ土地がたくさんある。

オーナーも地元の人で普通の農家というバターン。その土地でやっているのはトウモロコシかサトウキビかキャッサバ。どれも水要らずの放置栽培。

トウモロコシはとても良くできるが、家畜の餌用の品種で、それほど収益があるとは思えない。よって、カオヤイよりも安く借りられる可能性が高い。

ただし、マシュマロいちご園と同じ道路の沿線になるので、カニバルことば違いなし。しかも、メインの観光スポットからもす離れすぎていて孤立感がある。仮にここにマシュマロいちご園と同じものを作ったとしても、トータルの売上は到底倍にはならないだろう。

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しかし、この場所は悪くない。道からいちご園やお花畑がよく見える、なだらかな登り斜面。

道路から入りやすい。電気もある。多分水道はない。

かなり遠いが同じオーナー所有の大きな溜池があるので水には困らないはず。

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こんな素晴らしい溜池がある別の場所もある。この池は深く水は澄んでいる。

流れこむ小川はなく、何故この時期に水が溜まっているのか不思議だ。


マシュマロちゃんいちご園にも行った。ワンコが未だ生きていた。

マシュマロちゃんと2人で、今季のいちご園のデザインについて話し合った。その話になると彼女も考えがあるらしくて、なかなか合意できず喧嘩になりそうになるが、ここはひとつ真剣に討議して、より良いものを作らないといけない。

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マシュマロいちご園の家の前に大きなマンゴーの木があったので、マンゴーを少しい勝手に頂いてきた。写真は僕のいちご園からの収穫品だが、これとは別に視察した候補地によく熟した美味しいマンゴーが落ちていたので40個ほど持って帰った。

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マシュマロちゃんいちご園にあったカヌン(ジャックフルーツ)。

たくさんあったが3つだけ勝手に頂いてきた。どうせ誰も採らないので。

滅茶苦茶重い。木から落とすのも大変だったが、果実は重いのに加えて棘があって持ち上げるのに苦労した。しかも、切口や果実の表面から白い粘液がいっぱい出て、それがまるで接着剤のようにベタつく。手に付いたら石鹸で洗ったって取れない。この白い液は木工用の接着剤よりはるかに強力接着剤として売れそうなほどしつこい。

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一番デカくて熟してそうななつを試しに半分に切ってみたら、、、、

未だ熟していなかった。。。。。。

どうして良いかわからないので、とりあえずこのまま放置してみることにした。

あと1週間で熟して食べられるのか、あるいはこのまま腐るのか。

テーマ : タイ
ジャンル : 海外情報

ウドムスックのガーデングリル

日曜日のこと。

日本から定期訪タイしてきた友人と夕食を共にする機会があったので、ちょっと遠出して、ウドムスックの新鮮海産BBQに行って来た。

BTSウドムスックで降りたのは二回目かな。ここまで来ると、バンコクとは少し雰囲気が違う。ベーリング等サムットプラカン的なローカル色がプンプン。

場所等、詳しい内容はここ。

https://www.facebook.com/gardengrillbuffet

そのお店の自慢は、とにかく新鮮なこと。

でかいカニが食えること。

1人340バーツ位で食べ放題。

しかしこれは90分間の時間制限付き。

僕らの場合、食べるよりも話すことが忙しいので、440バーツくらい(正確な数字忘れたが誤差は10バーツ)で時間無制限。

食った食った。

カニ8匹。

エビ、貝、無数。

ビール8本。

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お店の中はこんな雰囲気で、高級感はない。床に食べかす等が散らかっていて、あまり綺麗でもない。

が、普通のムーカタよりは少し綺麗。

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この店の奥には、ムエタイの練習場があって、子どもや情勢が練習していた。

多分店とは関係ない。

食材はしっかり氷で冷やされていた。

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カニも4種類くらいあった。

一番右のノコギリガザミに似た大型のカニが一番美味かった。

こんな大きなカニが食べ放題とは気前が良いと思うが、カニは食べだすと時間がかかる。

会話も忘れ、食べました。

マシュマロちゃんにカニ剥かせて食べようと思ったら、食べ方知らない。

結局僕が割って食べやすくしてあげた。やっぱりガザミのハサミは美味い。

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この貝の貝柱が美味い。

ツキヒガイという貝が日本にいるが、それととても近い形。

平べったくて厚みがないが、貝柱はころりとしていて甘みがあって美味しい。好物の一つ。

残念ながら皆口開いて死んでいるので、刺し身では無理。

マテ貝も美味しかった。

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はまぐりと小型のバイ貝。バイ害の方は食べにくかった。

生牡蠣も醤油でしっかり食べました。鮮度が気になるけれど、僕は生牡蠣で当たったことはない。

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ナンヨウミドリイガイ。実が小さかったのでは今回はあまり食べず。

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エビも数種類ありました。

これはテナガエビ。焼いて食うなら、これが一番。

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モンゴウイカが美味い。友人はスルメイカの方が好きみたい。

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お店の大きさはこの程度。

テーブルの数も多くないので、行くときは予約した方がいい。

オープンエアなので涼しくはない。

ダイエット中のマシュマロちゃんも連れて行ったら、当然この日はダイエットも中止して大食い。

三人でビール8本飲んで時間無制限食べ放題で2000バーツ弱だった。

でも、その友人のおごりで、僕らは2人で500バーツしか出してない。(交通費は往復500バーツもかかったけど)

ご馳走様でした。

僕の財産

早期退職して一財産を築こうと、独りタイに乗り込んで来て3年。

理由もなく上手くいくとばかり思っていた事業は軌道に乗らず、一財産を築くどころか、大切な老後資金のかなりの部分を失ってしまった。

しかし、僕は人生の財産を失ったとは感じていない。

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数学者で大道芸人である ピーター・フランクルさんに関する記事「人生は夕方から楽しくなる」を読んでいたら、こんなことが書かれていた。

「物やお金ではなく、本当に人生を豊かにしてくれるもの。それが財産−−」

「財産になるのは頭と心だけ」

『財産は頭と心にある』

これらはピーターさんの両親からの言葉だという。

その記事によると、

「両親はユダヤ人医師。父は第二次世界大戦中、ハンガリー国内のユダヤ人強制収容所に入れられ、ナチスに銃殺されかかった。母の一家はポーランド・アウシュビッツの収容所に送られ、母以外の家族は全員、ガス室で殺された。
九死に一生を得た両親は戦後、医大で出会い結婚。姉とピーターさんの2人の子をもうけた。1人1個の荷物で収容所に送られた経験のためだろう、子どもたちに「財産になるのは頭と心だけ」と言い聞かせた。父は家族にものを買い与えるのではなく、旅行に連れ出し、思い出を残してくれた。」

なるほど、と心を打たれた。

お金という財産はあるに越したことはないが、それが人生の目的や真の財産であることはないだろう。

もしもゆっくり死んでいくとしたら、自分の人生を振り返って、溜まったお金を勘定する人など居まい。

頭と心に蓄積された多くの感動や経験、これこそが人生の財産であることに完全に同意する。

そうだとすれば、タイに来て3年、僕は「財産」を随分貯めることが出来たと思う。

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気違い英国人のパズル

見知らぬ村で独り泊まった際、宿のお母さん、お父さんからはとても親切にされた。

「家族のように過ごしてください」というのがモットーらしい。とてもおっとりしていて、静かでいつも微笑んでいて、教養がありそうな方達だった。

朝は、無料でおかゆ(カウトン)とコーヒーをサービスしてくれた。

外出すれば、帰った時に涼しいようにエアコンを入れておいてくれた。

バナナとマヨンチッドをくれた。

独りで心配でしょうと、女将さんが下の部屋で寝てくれた。

結局2泊したが、僕以外に他に宿泊者はいなかった。とても儲かっているとは思えない。

お父さんの方は、20年近く前に日本に来たことがあるとのこと。

「あの時はビザを取るのに大変だったですね。今はビザが要らなくなってタイ人が沢山観光に行っているそうですね。」

「はい、すごい勢いです。でも、中国人と違って、タイ人は皆控えめで行儀が良いので、観光地では歓迎されていますよ。」

そのお父さんが、

「あんた、ゲームは好きか?」と聞くので、好きだと答えると、こっちへ来いと裏庭から隣の家に案内してくれた。

その家には広い納屋のような工場があって、そこで木製のバズルを作っていた。

「ああっ!」僕は少し緊張した。

木製のバズルは、マシュマロちゃんの人生を狂わせた気違い英国人が商売にしていたのだった。

彼はチェンマイにタイ人妻を持ち、チェンマイで木製バズルを仕入れ、それを英国等で販売していることを知っていた。

「ここで作ってここで売っているのですか?」と聞くと、

「いや、ここは作るだけ。ファランが全部買い上げていく。一部はチェンマイのナイトバザールでも売っているよ。」

「ファランってイギリス人ですか?」

「イギリス人もいれば、フランス人もいる。いろいろな人が仕入れに来る」

おそらく気違い英国人もここで仕入れているのだろうと思った。

そんなことを話していると、隣の家の主が来て、実際の準完成品などを見せてくれた。これから表面を綺麗にして、塗装すれば完成だ。

「儲かりますか?」と聞くと、「儲かるよ。」と嬉しそうに答えた。

工場と言っても、彼が独りで手作業で作っているだけなので、おそらく一日に10個も出来ないのではと思った。

その主は、案内してくれたお父さんの弟さんらしくて、兄の顔を立てたのか、僕に二つバズルをくれた。

僕はお父さんの知り合いでもなんでもなくて、ただの宿泊客だったので、「ありがとう。でも、お金を払いますよ」と言っても、弟さんは頑なに拒むので、ありがたく頂くことにした。

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この二つが頂いたバズル。下の大きなパズルは上から見ても分からないが、二段になっていて、思いの外難しい。多分、1時間で組めるとは思えない。上のパズルは、注意深く4コマを外して、再度組み立てようとしたら、もうできなくなった。

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翌朝、更に沢山のパズルがテーブルの上に置いてあった。

こういったパズルは、注文する外国人が設計して、それをここの人に作らせているのだそうだ。パズルを設計する頭はないのだそうだ。

玩具は口に入れても大丈夫なように、日本では食品並に規制が厳しい。多くの木製玩具が塗料の成分などで輸入販売できない。

僕は死んでも気違いファランの真似はしたくないので、写真を撮らせてもらっただけだが、もしかすると新しい買い手になって欲しかったのかもしれない。

気違い英国人とここで鉢合わせになるのは嫌なので、おそらくここにはもう二度と来ないだろうと思った。

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ジャンル : 海外情報

タイ最高峰ドイ・インタノン

タイの最高峰はチェンマイ市の南東にあるドイ・インタノン。

6年ほど前に山岳民族を訪ねるツアーで近くには行ったことがあったが、登ったことはなかった。

途中かなり急勾配な道が続くものの、車でほぼ頂上まで行くことが出来る。

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ここが最高地点。標高2565メートル。気温は22℃。流石に涼しい。この日の最低気温は8℃だったらしい。

「日本にもこんなに高いところがあるの?」と聞くので、

「あるよ。富士山。3776メートル。他にも3000メートル以上の山はたくさんある」

「へー、日本には山はないのかと思った。」

「いや、日本は山ばかりで平らなところがないのだよ。海の近くに少し平野があるだけ。タイは逆に平らなところばかり。」

島国と大陸の差。

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頂上近くに神社あり。

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山頂付近の森は、雲の中にある時が多いためか、木々には苔が一面についていて、独特の雰囲気を醸し出している。

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今年から政府が禁止しているにも関わらず、山焼きが至る所で行われていて、その煙のため非常に見通しが悪い。中国からの汚染じゃない。タイ国内の山焼きが原因。焼畑をするわけでもないのに、何故山焼きをするのか、その理由がわからなかった。マシュマロちゃんも不思議がると同時に、山焼きの環境汚染、自然破壊に腹を立てていた。

写真ではスモッグで殆ど見えないが、実際は山々が遠くまで連なっている。

山頂にはレーダー施設があり、そのレーダードームはスモッグがなければ天空の村からも見えるそうだ。

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名前は忘れたが山頂企画の中腹にある有名な寺院。入園料が40バーツ位かかった。この他に、国立公園に入るのに80バーツかかったように記憶している。もちろん僕はタイ人価格で通した。(外国人と見破られると、もっと高い入園料を払わないといけない。)

寺院の周りはお花畑になっていて、とても綺麗だった。ここの花は、金魚草、ジギタリス、カリフォルニアポピー、ガザニア、ビオラ、ニコチニア、ディモルフォセカ、オステオスペルマムなど、すべて日本でよく見かける花ばかり。ここの気候はタイより日本に近い。

女の名前は忘れても、花の名前は忘れない。

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「いちご園でも、こういう花畑を作って!」と言われたが、気候が違うから無理なんじゃないかな。

でも、種だけはたくさん持ってきている。ダメ元でいろいろ蒔いてみよう。

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妹さんもベイビーも大喜び。

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お堂の中の仏様。こちらは日本にも馴染みのある感じの仏様だ。

お堂は二つあって、もう片方は薬師像だった。その薬師も日本で良く見るタイプ。

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花畑には綺麗なハチドリがいた。花の向こうなのでピント合ってない。顔が瑠璃色で棟がオレンジと赤でとても綺麗。

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こちらはもう少し地味なハチドリ。

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マルハナハチもたくさん。顔をアップしてみたら、花粉だらけのエイリアンだった。


この後、お母さんと妹とベイビーを送っていくために、結局人目が憚れたはずの天空も村に行くことになった。

行ってみると、彼女の家は大家族だった。近くの親戚の若夫婦もやってきて、もう何家族いたかわからなくなった。この1ヶ月以内だけで2人も赤ちゃんが生まれていた。3世代プラス親戚プラス複数の妻。ここでプライバシーを保つのは無理だ。しかし、ワンナムキアオでのいちご園に加えて、先日のサメット島旅行のために、初めてお会いするのは少数派だった。

妹さん夫婦は隙間だらけの納屋のようなところで寝泊まりしていて、僕にはとても生きて行けないと思った。

家長であるお爺さんが、「しっかり孫の世話をしないといけないぞ」と言ったのに、僕は

「今、彼女にしっかり世話してもらっています。」なんてダークなジョークを返してしまった。

あれは顰蹙だったかもしれないが、モン語>タイ語との中継会話だったので、意思疎通が出来なかっただけと思ってくれたかな?

僕はお金を上げることもせず、軽い挨拶のみでその家を後にした。

今回はただの運転手のつもりだったので。。

家の近くで妹とお母さんを下ろして、僕は家には行かないつもりだった。妹が「こっち。こっち。これが私達の部屋。見て。上がって。」と言うものだからつい油断して上がってしまったのだった。

テーマ : タイ
ジャンル : 海外情報

筏流しの沢とシリプーミ滝

見知らぬ村で独り過ごした翌朝、マシュマロちゃんがお母さんと妹さんとその娘を連れて来て、一緒にドライブすることになった。目的の場所は、彼女の腹違いの妹さんの家とその家の近くにある大きな滝、そしてタイの最高峰ドイ・インタノンだ。

腹違いの妹さん夫婦は貧乏で何も持ってないという。その妹が妊娠したというので、マシュマロちゃんは少し前にアヌサワリーで妊婦用の服を10着近く買っていた。この日はそれ以外に妊婦用の栄養ミルクを買うために一旦村を降りた。

その途中、以前NHKで観た筏流しの沢に立ち寄って休憩した。

今は水量が極端に少なくなっている小さな沢の両側に数キロに渡り無数の桟敷が広がっていた。

沢の上の街道沿いに駐車場と料理店があって、作った料理をケーブルに吊るして沢まで下ろす。沢で涼みながら料理を食べる。子どもたちは沢で水遊びをし、大人たちは桟敷で昼寝をする。これが、ここでの行楽の姿だが、意外にもファランに人気で、多くのファランが観光に来ているようだった。ファランの目的は、もっぱら筏流しと水遊びのようだ。

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水はタイの河川にしては澄んでいるが、上流にエレファント・ファームがあって、その糞尿が流れ込んでいるので清潔ではない。

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割りとV字谷なのでいつも日影になるし、沢の水も冷たいせいて、全体に涼しい。

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これはカメラに装備された油絵風に写真を撮るアートフィルターを使って撮った写真。ダイエット中なのに、食べだしたら止まらないポテトチップス。

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ビール飲んで昼寝するなら持って来いの場所。

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左肩が下がるのは背骨が横に湾曲しているからで、これは勉強のし過ぎで20代の頃からの症状。

よくマシュマロちゃんから注意される。注意していれば真っ直ぐ立てる。

その沢の少し上流にエレファント・ファームがあって、観光客が象乗りを楽しんでいた。

ほとんど中国人とファラン。

マシュマロちゃんの妹さんも、お母さんも像に乗ったことがないというので、乗ってみることを強く勧めたが、「怖い」から嫌だと言われた。こんな風に新しいことを何でも怖がるので、彼らの経験値は少しも上がらない。

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一袋20バーツでゾウの餌を売っていたので買ってみた。彼らは目じゃなくて鼻で食べ物の場所を見つけているようだった。

その鼻の穴を覗き込んでみると、、、

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他の動物と同じ二つの鼻の穴があった。

出口は一つで、奥で二つになると思っていたので意外だった。

この鼻の穴にバナナが丁度刺さるので、意地悪で差し込んでみたが、別にくすぐったがる様子はなく、普通に食べた。


途中大きな滝が二つ並んでいるところがあったので、そのうちの一つに行ってみた。

滝の下は自然公園になっていた。

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大きなシダ類がたくさん生えていて(植えられていて)、如何にも南国風だ。

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トンボがたくさん居た。

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シダの茎をよく見ると赤い玉を付けたクモがいた。

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キノコもある。

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かなり良く整備された公園になっていた。

こういう林の中を少し歩くと滝壺に出た。

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シリプーミ滝とある。

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こうして滝の下部だけを写すと小さな滝だが、実はずっと上から続いているかなり高い滝だ。

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写真の上の方に滝の上部が見える。

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はるか上にある滝の上部。

実は、この地域には桜がある。マシュマロちゃんの妹さんが「タイにも桜がある」というので、その木を見てみたら、幹といい、葉といい、木全体からの匂いといい、まさしく桜だった。ただし、ソメイヨシノじゃあない。

後でネットで検索してみたら、こんなに綺麗なピンクの桜だった。

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咲く時期は1月の新年の頃。

また、この近くにはガリアン(カレン族)の村がたくさんあって、日本の菊の花を栽培している。

桃や梨もある。標高は1000メートルくらい。

このくらい標高があると日本と似た気候になるんだろう。

ちなみに、マシュマロちゃんの天空の村の標高は、1260メートルだった。

この辺りはタイヤイというミャンマー人も大勢住んでいる。まさに民族のるつぼ状態。

皆それぞれの文化を大切に守りながら生きている。民族間で争いはないそうだが、混血することも滅多にないとのこと。


腹違いの貧乏妹さんの家は、マシュマロちゃんの家より遥かに立派な鉄筋コンクリート製の家だった。

家具もいいものを使っていた。

山に今年から30ライものマラコー(パパイヤ)畑を作っていて、借金は多いかもしれないが貧乏な感じは全く無く、マラコーが実ればいきなりマシュマロちゃんよりリッチになるそうな感じだ。

それなのにマシュマロちゃんは彼女のために2000バーツも買い物をし、更に5000バーツを置いてきた。中国のモン族を訪ねるというお爺さんお婆さんに旅費の手当として1万バーツ、父親と母親にも5000バーツ置いてきた。

彼女はいつも他人のために大事なお金を使ってしまう。

テーマ : タイ
ジャンル : 海外情報

日本に対する好感度

タイにいると、タイは親日的というのが実感できる。

自己紹介で、カンボジア人でも韓国人でも中国人でもない日本人だと言った瞬間からタイ人の態度が変わるほど。特に、日本の会社に務めたことがある人、かつて日本に行ったことがある人ほど好感度が高い気がする。

この環境は、タイで働く者にとって何物にも変え難いほど有り難いこと。この点、諸先輩たちに感謝したい。

こうした感覚を裏付けるデータが先日、公益財団法人 新聞通信調査会から発表された。

調査対象は、米国と英国、フランス、中国、韓国、タイの計6か国

実施時期は今年1~2月

実施方法は電話方式など

調査人数は各国約1000名

日本に「好感が持てる」と答えた人の割合(「とても」と「やや」の和)

タイ   90・8%

米国   78・6%

フランス 73・2%

英国   69・7%

韓国   32・3%

中国   27・8%

タイの親日度の高さが凄い。

中国と韓国における日本の好感度の低さが目立つが、僕はもっと低いと思っていた。

一方、日本人の他国に対する好感度調査結果は内閣府から出ている。

このデータにはタイが含まれていないが、かつてアメリカと並ぶ好感度だった中国の下落が凄い。

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サラリーマンはもう飽きた。気がつけば人生の残りも僅か。ここはひとつ、窮屈な日本を抜け出し、活力あるのにどこかゆる~いタイを舞台に、自分らしい第二の人生に旅立つことを決めてしまった50代親父。

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